鬱の症状が悪化する前に【病院のソーシャルワーカーに相談】

取り戻すのは大変

看護師

治る見込みは十分

心の病は心が弱い人がなるというような偏見があり、うつ病は長い間、隠さなければならない病気でした。しかし、時代は移り誰もがなる可能性のある病気として認識されるようになってきています。これは、平成25年度からはがん等とともに5大疾病のひとつとして精神疾患が加わったことも大きいです。また、精神科病院が近代化されて街中にクリニックができたり、休養入院もしやすくなったりしたことで認知度も高まりました。このうつ病の治療は、以前は三環系タイプの薬剤を中心とした薬物療法と電気痙攣療法が主な治療法でした。しかし、生活に支障がでるほどの副作用などもあったことから、1990年以降は副作用の軽い抗うつ剤による療法やニュータイプの電気痙攣療法などの治療が開発されています。精神療法としては、認知行動療法や対人関係療法など科学的に実証された治療法も広まりつつあるのが実情です。この病気は決して不治の病ではなく、症状緩和はもちろんですが、予防や社会復帰にも力が注がれるようになっています。そのため、まずは病気を理解し、適切な治療を受けて症状を緩和していくことが大切です。うつ病は短時間で健康を取り戻すことはできない病気です。症状が突然現れるということは少ないので、ある日突然なったかのような気がしている人もいますが、ストレスの積み重ねで起こります。そのため、症状が現れるまでには、相当な時間がかかっています。このように徐々に悪くなっていくので、自覚したときにはかなり悪化していると認識してよく、考えている以上に脳が疲弊しているということです。腫瘍のように外科手術で取り除けば治るという病気ではないので、治療しても一進一退ということは、ままありますから注意します。加えて、うつ病は脳の問題なら健康のために考え方を180度かえてもようと考えても、なかなか脳は言うことを聞いてはくれません。一度マイナス思考になった脳は、どんなに意識しても知らず知らずにマイナス志向に戻り、無理に変えようとするとストレスがかかり逆効果です。一度崩したバランスを取り戻すのは、そう簡単ではありません。良くなってきたと感じてからも長い低空飛行を続けながら危ういバランスの日々を過ごします。しかし、うつ病は多くの人が長く治療を続けていますので、その事実が支えになっているという人も多いです。良くなっているのは確かですので、焦らないことが大事です。

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